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2007'04.06.Fri

サイド1枚主義と、サイド基点の外側追い越し。



J1リーグ第4節
3月31日(土) 18:05~ 広島 9,337人
広島 1-3 横浜M
得点者
9分 ウェズレイ(広島)
10分 大島(横浜)
46分 山瀬功(横浜)
51分 大島(横浜)


サンフレッチェ広島
 
    ウェズ   佐藤    
             
    森崎浩    柏木    
服部           駒野
      青山 

 

   
             
  盛田   戸田   森崎和  
             
      下田      
 

横浜Fマリノス
 
    坂田   大島    
             
             
  山瀬幸   山瀬功   吉田  
       

 

   
      河合      
田中裕   中澤   栗原   田中隼
             
      榎本      
 


広島はいつもどおりの布陣。

そして横浜は、なんだかんだで2トップにしてきました。
鈴木はお灸をすえるという意味でのベンチ外のようです。
河合と山瀬功のダブルボランチでしたが、
縦関係でしたし、吉田と山瀬幸も高い位置を取れていなかったので
いろいろ考えてこんな感じで並べてみました。


前半は広島が優勢でした。
そして、横浜は決定機を作れませんでした。

大島を中央に残し、坂田が両サイドに流れていくんだけど、
フォローも無く単調で、坂田のサイド突破しか形がありませんでした。
ラインを高く保つ広島DFの、本職でない両ストッパーのところ、
高く攻めあがる両WB(=ウイングバック)の裏を
ターンオーバーから素早く狙う横浜だったのですが、
横浜は坂田に前線からの積極的なプレスを敢行させてきました。

このブログを読んでいてくれる人ならば何度か目にしたと思うけど、
マルチタスクが可能なFW。
坂田もまた、絶対的な武器(=スピード)を持ちながらも
マルチタスクを実行できる優秀な選手。
ただ、ここで坂田にマルチタスクを課すことが良かったのかは疑問で、
坂田を攻撃の軸(しかも唯一の)としながらも
マルチタスクを課すことがもったいないなぁと。
最大の問題は、成功してもサイドの裏を取れるだけだという点で、
坂田がサイド裏をとる場面は確かにありましたが
フィニッシュに持ってはいけませんでした。

横浜の2OH(オフェンシブハーフ)、吉田と山瀬幸の役割が非常に不鮮明で、
特に吉田はゲームに参加できていなかった。
そのあたりも前半横浜が攻め手を欠いた要因でした。


広島の特徴にはサイド1枚主義とゆーのがあって、
サイドを駒野と服部に任せきっている。
広島は、3バックと青山を中心にして後方から徐々に徐々に回して押し上げる。
だから、それはポゼッション。ボールを回していくサッカー。
でも、広島のポゼッションとは、中盤ポゼッションではない。
ジーコジャパンと比べると分かりやすいかもですね。
ジーコジャパンは中盤ポゼッションが目指していた形でしたが、
広島は中盤ポゼッションを放棄したポゼッション。
前線のウェズレイと佐藤、サイドに張り付く駒野と服部、
後方に残る3バックと青山。
中盤に広大なスペースを与え、そこを柏木と森崎浩が上手に使う。
中盤中央では、ほとんどをワンタッチで処理。
安全にDFラインで回し、バイタルでダイレクト処理し、その繰り返し。
そうして徐々に押し上げることで、両サイドは高い位置を取ることができる。

この試合では特にサイドチェンジが目立って、
それを受けるWBは高い位置を保っているために
受けたその瞬間がチャンスになる展開でした。
1点目はバイタルエリア中央で持ったウェズレイがPA右の柏木に短くサイドチェンジ、
それを逆サイドの服部に短くサイドチェンジ、
またも中央に折り返してウェズレイが得点という形でしたが、
短い距離ではあったもののサイドチェンジを3度絡め、
かつ服部が高い位置で関与した形でした。

時間経過と共に、ボールサイドの広島WBを同サイドのSBがマークし、
逆サイドのSBが内側に大きく絞って3バックに近い形を取りますが、
結局のところ広島のWBが高い位置を取ることはどうしようもなくて、
下がって受ける駒野についていく田中裕の裏のスペースに
選手が飛び出していってそこにボールを出されたり、
また逆サイドが絞るため生まれたスペースにサイドチェンジから有効利用されたり。
サイドを攻めてチャンスを作り、サイドを攻めさせてチャンスを作らせない。
サイド1枚主義による広島は実にお見事な前半だったのです。

失点直後に横浜が追いついたシーンでしたが、
ターンオーバーから田中隼が右で完全フリーになり、
ファーへのクロスを森崎和の裏で大島が合わせた形。
森崎和の甘いマークがあったものの、
これも広島のサイドが薄いから田中隼が見事にフリーになってしまったわけで。

同時に、横浜はこうしてシンプルにプレーすることが大事。
去年からそうでしたよね。
前に人数を掛けても密集して詰まるだけで、
しかもそこに単純にクロスをあげちゃうもんだからどーしたもんかね
なーんて書いたんですが、今回の得点シーンも去年からもそうで、
結局、横浜は素早くクロスを入れていくこの形が
山瀬功の独力突破に次いで得点の匂いがするプレーなわけなんですよね。


まぁ、とにかく、その1点目も、後半の横浜があげた2点も、いずれもサイドからでした。
特に2点目(後半の1点目ね)は、
この試合で初めてサイド高い位置でボールを前向きに持った選手がいて、
この試合で初めてその選手の大外を追い越していく選手がいて、
その形からのクロスで得点したもの。
前半は全く無かったこの形でしたが、
だからこそ広島は横浜の対応力についていくことができなかったのかもしれません。

その後もサイドで有効に仕掛ける形が横浜にありました。
2点差とされた広島は、65分、恒例となった平繁投入。
この際に盛田を削るのですが、後方で回す広島の作戦は変わらなかった。
特に下田からのキーパースローを森崎和と戸田が受けて回し始める形がほとんどで、
広島のバックが2枚になったため横浜は狙いを絞りやすくなり、
前線からのプレスが機能を始める。
困ってロングボールを蹴ってしまおうモノならば、
ただでさえ高さの無いウェズレイ・佐藤・平繁へのボールは
そこはJ屈指のDF陣を持つ横浜M、特に中澤にはじき返されてしまいました。
内容も方向性も明確で、サッカー自体は悪くないために、
だからこそ、このあたりのツメが甘いことが悔やまれる。
3トップの生かし方。
もう少し、考えてみてもいいのかもしれません。

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