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(07/13)
究極の選択
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途切れなかった集中力。
J1リーグ第16節
6月20日(水) 19:00~ 三ツ沢 13,956人
横浜M 0-0 G大阪
横浜Fマリノス | ||||||
吉田 | 坂田 | |||||
山瀬幸 | 山瀬功 | |||||
河合 |
上野 |
|||||
小宮山 | 中沢 | 松田 | 田中隼 | |||
榎本 | ||||||
ガンバ大阪 | ||||||
バレー | 播戸 | |||||
二川 | 遠藤 | |||||
橋本 |
明神 |
|||||
安田 | 山口 | シジ | 加地 | |||
藤ヶ谷 | ||||||
マリノスは栗原が出場停止。なので、CBに久しぶりの松田。
大島も腰痛かなんかで出られないようで、吉田と坂田の2トップ。
ガンバはマグノアウベスを控えに回して、播戸をスタートから使う。
両チームのCBの強さがよくわかった試合でした。
前半、攻守において互いに譲らない。
マイボールの際にはラインを高く設定し、
相手ゴール側でゲームを行おうとする。
それは、アタッキングサードにボールを持っていけて、
そして、CBが相手が繰り出すカウンターを
はじき返せる強さがあったから可能でした。
押し上げによって攻撃陣が前に集まるために
サイドバックが絡む展開になるのは必然で、
押し込まれた側はそうして薄くなったサイドから攻めることで
押し込まれた状況から、一転、押し込む状況を作り出すこともでき、
前半はその繰り返しでした。
布陣としては互いに4-4-2。
ただ、マリノスは山瀬兄弟がオリジナルポジションを若干ワイドにとる形。
やりたいことはポゼッションではなく縦に速い攻撃なのは明らかで、
いずれかがサイドに流れて、
そこにボールが入ってから45度の角度でゴールに向かう。
ガンバはもちろん中央ポゼッション狙いで、
4人の中盤がボールを回してサイドバックが絡む形が多かった。
何度かマリノスの中盤がフラットになってしまって
そこで中央で一本の縦パスが入って
マリノスの中盤4人が見事にすっ飛ばされてしまうことがありました。
また、マリノスも狙いのプレスによって
ガンバのボール回しをうまく制限させての攻撃もありましたが、
しかしどちらのチームもCB(あるいは当たっていた榎本)のところで守りきり
スコアレスで後半を迎えます。
前半は決定期という点ではガンバが多く、
マリノスはその点で盛り返す必要がありましたが、
後半開始から投入されたハーフナーマイクの効果が現れます。
決してポストプレーがうまいわけではないのですが、
それでも前線に明確なポイントを設置したことで、
縦に素早く攻めることが明確化され、
ゴール近くでチャンスを生み出せるようになりました。
とゆーわけで、後半、マリノスがカウンター、ガンバがポゼッションという展開。
しかしどちらも得点は奪えませんでした。
非常に集中していた両チームでした。
得点が生まれなかったのは、
ロングボールをはじき返す前への強さも見せながら、
それでいて裏を取られなかった両チームのCBの強さがあったから。
特に前半、サイドバックがよく絡む展開にあって、クロスを弾き返せたこと、
そして低いクロスや簡単なクロスは通用しない状況を生んだのも、CBです。
特に松田は気持ちが入っていましたし、
シジクレイと山口は立ち上がりにロングボールを多用された際に
冷静に前で対処し、その後も安定していました。
ゴール前でCBが集中して守ることで無失点とできることを証明した感すらあります。
ただ、立場としては、こうしたゲームで崩して得点する必要があったガンバと、
まさに原点、伝統的に強力な守備の強さを示せたマリノスという差があって。
その点で、もう一歩必要だったのはガンバでしたが、
でも、うまくいっていないわけではなかった。
集中力が途切れることがなかった、好ゲームでした。