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(07/13)
究極の選択
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さて、ジェフなんですが。
ワタシが言葉うだうだ言うよりも、正直、
これを見ていただいてるみなさんの中での理解のが正確だと思います。
・・・で、終わってしまいたいトコだけど、
一応頑張ってみました。
説明不足でございますが。
J1リーグ 11位
勝点44 試合数34 勝13 分5 負16 得点57 失点58 得失点差-1
ナビスコカップ 優勝
天皇杯 4回戦敗退
ジェフユナイテッド千葉 | ||||||
巻 | ||||||
(ハース) | ||||||
クルプニ | 羽生 | |||||
坂本 | (ハース) | 山岸 | ||||
(山岸) | 阿部 |
佐藤 |
(水野) | |||
(中島) | ||||||
斉藤 | ストヤノフ | 水本 | ||||
(阿部) | (中島) | (斉藤) | ||||
立石 | ||||||
(岡本) |
ジェフの布陣をこうして図で表すのは、無理があるとゆーか、意味が無いとゆーか。
1トップの時も2トップの時もあったし、
中盤も、ボランチとオフェンシブが1+2の時も、
2+1の時も、バックを一枚減らして2+2の時もありました。
そしてそれは、試合中に、めまぐるしく変化するわけです。
ジェフのサッカーは、見ていてすごく楽しい。興味深い。
でも、どうなっているのかがよくわからない。
言葉にするならば、それはなおさら困難であります。
守備の原則は、マンマーク。
人が、人に付いていって、後方で一枚が余る。
ただ、単純にずっと付いていくわけでは当然無くて、
マンマークな中でも適切なカバーのゾーンポジションを取っていて。
それは、確実にボールホルダーにアプローチできているがために
相手の選択肢を限定できていて、
なおかつそれがチーム全体に浸透しきっているために、
初めて取れるポジションだとも思います。
しかし最大の特徴は、奪った後のターンオーバー。
ボールを前に、前に、動かす。
各選手が追い越していく。
最前線の巻やハースはタメを作れる選手であり、
彼らの存在がより展開を加速させる。
なにより、奪って攻める、守→攻の、その切り替えの速さ。
その、刹那の瞬間が、ジェフは、Jのチームで最も速いと感じています。
それは攻→守もしかり。
どこかのインタビューかなんかでオシム前監督が
「奪った後どうするか考えながらプレーしろ」とか言ってるのを見ましたが、
そういった、個人レベルでの戦術とでも言いましょうか、
そんなんが備わっていて、
素早い切り替えと豊富な運動量をベースに、
精力的なフリーランでオープンシチュエーションを作り出す。
このあたりの文はワタシが甲府のトコで書いたのと似ていますが
そしてマリノスのトコで書いたのとは真逆でもあるんですが、
そうして選択肢を増やして攻撃を手詰まりにしないサッカーは、
見ていてジレンマを覚えることが無いために、
だから、甲府やジェフのサッカーは好感がもたれているのだと思うんです。
守備の原則の話に戻りますが、
相手が1トップか2トップなのかでバックラインの人数が変わり、
それはバックラインでなくても同様でした。
阿部が人数調整の役割を担って、
足りなければバックラインに入ったりと重要な働きをしていました。
特に、オシム前監督からアマル・オシム監督に変わってからは、
その働きはより明確になりましたね。
マンマークにも関わらず、攻撃時にはリスクを冒してマークを捨てても攻め込むために、
どうしてもカウンターに脆さがありましたが、
例えば、相手の一方のストロングサイドを徹底的に突くことで
そのサイドを押し込んでしまうといったリスク管理をしていました。
サイドの話では、相手の後方からの押上げ、
具体的には相手サイドバックが持ち上がってきた時に
マークが空いてしまうことがあって、
巻は頑張れる選手ですが、
ハースには切り替え後の前線の基点になる役割と、
彼自身のコンディションの問題でハードワークを課すことはできず、
クルプニコビッチはそもそも前線からの守備が苦手なために、
だから、サイドバックのマークが空いてしまうことがありました。
06年ナビスコカップ決勝、鹿島の狙いはそのサイドでした。
4-4-2フラット気味の布陣で、そのサイドのギャップを突いてきましたよね。
その分、ジェフ側はサイドに2枚置いたりして対応するんだけど
(正直ナビスコ決勝はそんなにでもなかったけど。リーグ戦とかでそうしてくる相手に対して)
その辺の柔軟性がジェフらしさとも言えて、それを見ているのがまた興味深い。
まぁ、とにかくどうなってるのかよくわからんとですよ。
まだまだワタシの中で分析し切れていないというか消化できていない。
ただ、繰り返すけどそのめまぐるしくて消化しきれないほどの流動性も、またジェフ。
オシムがA代表監督に引き抜かれた事、
それがジェフのひとつの区切りであった事は否定しがたい事実。
後を継いだアマル・オシム監督は、そしてジェフのクラブ側も選手も、
区切りにはするつもりは無かったのだけど、
でも、結果的には、その監督交代劇あたりから、
チームとしての好循環が止まってしまったように感じられました。
そこからは、ちょっとチームとして下り坂。
ただ、その区切りがあったけれども、
それでもチームの方針にブレが無かった点は評価されるべきだと思います。
まだまだ、楽しめる。
清水のトコでも書きましたが、
今季ワタシが見ていてもっとも興味深かったのは、
清水と千葉の、2つでしたよ。(後付けっぽいですが、ホントです。もう増えないです