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(07/13)
究極の選択
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2007'02.03.Sat
他チームの記事はこちら。(インデックスページ)
浦和に関しては書くこと無いというか(最近そればっかで逃げ腰ですが
だから、より、書き終わってみたら感想的なものに傾きがちになるかもしれない。
って、ホントは、そのつもりなんです。この企画は。
あくまで見ていての雑感。
なはずなのにグダグダ書いてしまって時間もかかってしまってむ~ん
浦和に関しては書くこと無いというか(最近そればっかで逃げ腰ですが
だから、より、書き終わってみたら感想的なものに傾きがちになるかもしれない。
って、ホントは、そのつもりなんです。この企画は。
あくまで見ていての雑感。
なはずなのにグダグダ書いてしまって時間もかかってしまってむ~ん
浦和レッズ
J1リーグ 1位 優勝
勝点72 試合数34 勝22 分6 負6 得点67 失点28 得失点差+39
ナビスコカップ 準々決勝敗退 ベスト8
天皇杯 優勝
浦和レッズ | ||||||
ワシントン | ||||||
(田中) | ||||||
山田 | ポンテ | |||||
(小野) | (永井) | |||||
三都主 | 長谷部 |
鈴木 |
平川 | |||
(山田) | ||||||
坪井 | 闘莉王 | 堀之内 | ||||
山岸 | ||||||
(都築) |
ある程度低めの位置に守備ブロックを形成。
ボールサイドのウイングバックは低い位置まで戻ってきて、
ストッパーはサイドに釣り出される事なく、
中央に常に強固なバック3枚が構えることができました。
って書くと引きこもってみたいな印象を与えてしまいかねないのですが、
そうでなくて、鈴木啓太と長谷部のダブルボランチのあたりで、
ボールを奪えて前線に展開できてたのでないかと思います
(そして、バックが跳ね返したセカンドをも拾えていたのだと思います)。
それは、チームとして、前線から、コースをある程度限定していて、
つまり、前線から選択肢を限定させることで
中盤の低めのゾーンでチャレンジできるような、プレス。
決して、前から奪いに行くプレスではなくて、
さっきも書いたけど、ある程度、ブロックとしては低く。
バックの3枚の守備の安定感こそが浦和の強みであって、
そのバック陣が、低めの位置で、中央を固めて、
そうした失点阻止への安全性を、なによりも重要視して確保した上で、
中盤低めの位置でボールを奪うような構造が出来ていたのでないかなぁと。
長谷部が出てきたので話をしておきますが、
05年と比べて、より、ボランチらしくなった、って言うのは変ですか。
鈴木啓太とのコンビは、これまで、長谷部がちょっと上がり目みたいな
そんな表現で間違ってないと思うんですが、
06年は、基本ポジションで鈴木啓太と同レベルの高さを保っていて、
その上で、奪ってから前に意識を持つようになったと思います。
そのあたり、さっきの中盤低めの位置でのチャレンジという話と
関係性を持たせていきたいと思って書いてみました(急にどうした
個人技頼み(というかワシントン頼み)とか言われてましたが、
でも、それは、ロジック的には、おかしくないと思います。
浦和は、トップへのフォロー、連動した動き出し、攻守の切り替えなどで
物足りなさを感じてしまって、それは事実。
ただ、それがなくても、個人の力で得点を奪えてしまえるわけで、それも事実。
ボールを触れて、スペースがある。それだけで崩せる選手が、前線に揃えられる。
それならばスペースを消せば封じることが出来るかといえば、そうではないわけで。
戦術の軸となるのが守備力とタレントとするならば、
それによって生まれる最大の強みは、
まさに、その「うまくいっていなくても勝てる強さ」。
例えば、ワシントン。
ワシントンは苦し紛れのロングボールですらクサビになれるし、
後ろ向きで2,3人背負ってボールを受けても引き剥がしてシュートを打てる。
ワシントンにいい形でボールが渡れば、それはもちろんいいのですが、
形が作れなくても、何とかなってしまうわけです。
チームとして有機的に機能していなくても、
マークの浮きを利用して後方から進出し、
前線で数的優位を作り出す闘莉王、
ボールに一度触れば確実にチャンスを生み出すポンテ、
正確に、どこからでもゴール前にクロスを送れる三都主、
それに合わせられるワシントン。
ゲームに勝つために、失点しないで、得点するために、
なにが必要だったのかという観点からだと、
他のチームは流動性や追い越す動きとかだったりするのかもしれないけど、
こと浦和に関しては、必要無かった。
しっかり守れる組織の上に、タレントを並べることで勝てる。
これだけのタレントを揃えているんだから
もっと魅力的なサッカーが出来るのでないか、
といった意見もちらほら目にしましたが、
しかし、魅力的とは、アレですか、なんですか、
3人目の動きで崩すとかダイレクトパスとか考えて走るとかのアレですか?
しかし、選手の駒など様々な要因から、勝つための最善の指針を打ち出して、
それは、シンプルさを含んで、理に適っている。確実で、安定している。
ワタシには、そんな浦和のサッカーは、十分魅力的でした。
やりたいことがうまくハマっていれば、
どのチームももちろん勝利に近づくわけなのですが、
浦和は、うまくいってなくても、勝てる強さがあったと感じるわけです。
むしろ、格下相手でうまくいっている場合は、
相手ゴール前で回しすぎてシュートを打たないで取られる、
な~んて場面がありました。特に、シーズン前半あたりでしょうか。
相手ペースに合わせてしまうようなことが多かったのは課題だと思いますが。
例えば、ガンバなんかは、中盤を支配されてボールポゼッションできなかったりすると、
どうしてもリズムが崩れてしまうわけですが、
浦和は、ワシントンがいて、闘莉王がいて、それだけで、
どんなに相手ペースであっても、攻め手になるわけです。
って、なんか同じ事を何度も繰り返し書いてるみたいな感じですが。
ガンバは違いますよね。
やりたいことができて流れを引き寄せる強さ。
チームとして好回転させた上での強さだと思います。
そのあたりは、川崎も、結論に近づけていたのでないかと。
自陣に引かれて、前線にスペースがなくなったときに、
後方からサポートする谷口や中村によって決定機を生み出せていて。
どんなにうまくいってなくても、常に、刀を構えていられるかどうか。
相手の流れになっている最中でも、その流れと無関係に振り切る力が、
浦和には、他チームよりも強く備わっていると思うわけで、
それが、優勝できた強さだと思うんですよ。
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