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(07/13)
究極の選択
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さて、なんだか間が空いてしまったけども、
せっかくここまでやってきたから、
最後までやってやるですよ。
1月中に終わらせたかったんだけどなぁブツブツ
今回は大宮。
ちなみに、06年のJ1チームの中で、
もっとも観戦数が少ないチームかも知れないなぁ、なんて、
書いてて思いました。
いや、偏らないように見てるんで、あくまで、比較の話。
ちょっと少ないだけだろうけど。
J2だと・・・山形なんかが少なかったかもしれない。こちらも相対的な話。
勝点44 試合数34 勝13 分5 負16 得点43 失点55 得失点差-12
ナビスコカップ 予選グループ敗退
天皇杯 5回戦敗退 ベスト16
大宮アルディージャ | ||||||
アリソン | ||||||
(森田) | 大悟 | |||||
(吉原、桜井) | ||||||
藤本 | 久永 | |||||
片岡 | 小林慶 | (大悟) | ||||
(マーカス) | (大悟) | |||||
土屋 | 富田 | トニーニョ | 波戸 | |||
(富田) | (土屋) | |||||
荒谷 | ||||||
文字数の関係で、小林大悟を大悟と表記。
ちなみにマーカスはディビッドソン純マーカス。
結構気を使うんですよ。文字数。
大宮といえば、ダブルフラットの4-4-2。
縦のスペースを利用して、主にサイド奥スペースを意識させながら、速く。
ただ、それは05年シーズンの終盤あたりから、
徐々に、進化を遂げてきた。
ものすっごく簡単に言うならば、
ボールを回す意識が強くなって、
で、ギャップを作ってそこを突くような、
そんなイメージにシフトしていきました。
ただ、フィールドに一定のゾーンを作り、
そこに選手を適正な間隔で均等配置する
元来の大宮システムは、ポゼッションに向かない。
そうした中で、大宮は、
05年終盤は中盤を完全なるフラットにせずに
比較的ボックスに近いイメージで
(トゥットを一列下げてハーフで使っていましたよね)、
そして06年は、小林大悟をトップの一角に据える事で、
相手陣内に列を作り、その段差のボール交換で
ギャップを生み出そうとするような、
そんなイメージに、少しずつ、少しずつ、変化していったと思います。
それは、いまや、4-4-2に限らず、
スタンダードであるといえるのでないかなぁと。
守備時には、4+4のダブルフラットゾーンで守り、
ボールを保持すると、3ライン組織を捨てて
あくまで、パスコースの確保などができるように、
う~ん。ラインでなく、トライアングルの形成?みたいな。
大宮がJ2昇格した頃、というか前後、
その大宮の4-4-2システムは、
私の知る限り、各方面で(どこだ)絶賛されていました。
ワタシも、異論は無いわけです。
さっきも書いたけど、やっぱり、ベースは、等間隔での均等配置。
その安定感はもとより、美しさすらかんじるライン組織は、
大宮の代名詞といってよかった。
ただ、ことJ1に昇格してからは、
それだけになってしまったというか。
あまりにも攻撃時の連動性を欠き過ぎていて、得点のイメージが薄かったです。
そして、06年は、それを変えようとしたことが見て取れました。
新加入組、とりわけ、小林大悟と小林慶之の効果は大きかったと思います。
攻めに転じた時に、ラインを崩して、中盤でトライアングルを作り、
タメを生み出すことで、サイドバック等がオーバーラップ出来るようになっていて。
それは、終盤になるにつれパフォーマンスが上昇していったように感じた
久永の動きからも分かります。
攻撃時に、本来のポジションにとらわれず、
積極的に、右に左に駆け回り、ダイアゴナルランのままペナルティエリア内に侵入する。
去年までならば、右サイドでの上下動の域を脱しなかったはずだけども、
それを見て、大宮が変化中であるんだなぁ、な~んて、よく思ったりしたわけです。
だから、去年までと比べて、目指すところも変わって、
で、しっかりそこに向かっていけていると思います。
ただ、歩けているのだけれども、進んでいるのかは、また別。
シーズン始めに大型補強を行って、そして期待されたモノには、
ほんの少しだけ、及ばなかったのかもしれない。
でも、目の前の橋を渡るのでなくて、
一本遠くの橋を渡ることにして、
で、その橋と橋の間を、横になんだけど、歩いて、
一本遠くの橋の入り口までこれたような。
そんな印象なんですよ。