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2024'11.21.Thu
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2006'12.15.Fri

他チームの記事はこちら。

先日のエントリーと、今回のエントリーが、
偶然にも大分絡みですが、
大分サポじゃありません(笑)


シーズンオフっぽい話題・第2弾。
J1J2の全31チームの06年を、ひとつずつ総括していこうかなぁと。
思ったんだけど、J1と比べてJ2のが明らかに観戦数が少なく、
また、そんなに時間ありますか?って自問自答状態なので、
とりあえずJ1の18チームを。
J2は、時間があったら。3チームずつ位でまとめちゃうかもです。
ちなみに、総括っていうか、振り返っての、あくまで雑感。
う~ん相変わらず弱気。


で、順番はどうしようかなぁって考えたんですが、
こーゆーのって、最終順位の順番であったり、
北から順番にだったりが多いような気がしないでもないような気がしたので、
だから、ひねくれものの私RSさんは、南から。やっていこうかなぁと。
ただ、天皇杯が残っているチームは飛ばしますけど。


つまりは、今回は大分トリニータをやるよっていう、そんな方針。


大分トリニータ
J1リーグ 8位
勝点47 試合数34 勝13 分8 負13 得点47 失点45 得失点差+2
ナビスコカップ 予選敗退
天皇杯 5回戦敗退
06年基本布陣
 
    高松   松橋    
             
      梅崎      
根本           高橋
    トゥーリオ   エジミウ    
             
  上本   三木   深谷  
             
      西川      
 


昨年、シーズン途中でシャムスカ監督を迎えてからの
大分の快進撃は記憶に新しい(去年だから当たり前。)。
そういった背景もあり、今季にかかる期待と、
絶対的なエースで18得点を叩き出したマグノアウベスの
ガンバ移籍による不安とが交錯する中、
J1最少の25人登録で、シーズン開幕を迎えた。


マグノアウベスと吉田が抜けた前線。
シーズン通してシャムスカ監督も様々な組み合わせを試してきた。
新外国人FWのオズマールはW杯中断期間に退団、
入れ替わりで獲得したラファエルも、控えスタートが多く、終わってみれば1得点。
シーズン半ばでは高松が控えに回ることもあった。
そんな中、松橋が10得点を上げる活躍。
高校選手権時の輝き・・・は、さすがに言い過ぎなんだけど、
やっと松橋を使える目処が立ったのは大分にとって大きかっただろう。
最終的には高松・松橋の2トップで落ち着いた。


そして、今季何かと話題になったのは、トップ下・梅崎司。
シャムスカ監督に抜擢され、そのチャンスを逃さずに高いパフォーマンスを披露。
オシムの目に留まりA代表にまで呼ばれ、
本来のU-19代表としてもフル稼働。
シーズン終盤になって控えスタートが多くなったのは、
疲労がたまっていたため、で間違いないだろう。

豊富な運動量と足元のテクニックという土台の元に、
前への積極的な姿勢を備えた彼は、
カウンター時に大分の攻撃を加速させる。
梅崎の大分での特徴は、「斜めにサイドに流れる動き」。
高松なんかにも、こういった動きが見られると思うのですが。
大分のサッカーは、単にサイドを崩すことを目指すのでない。
って、どこもそうなんだろうけどさ。
ものすっごく極端な話をすると、サイドの攻防において、
深くえぐってマイナスクロスというその形を究極系とする考えでなく、
得点を、逆算する。得点のために、サイドから、ゴールへ。
今季右ウイングバックとして躍動した
FW登録の「右サイドのストライカー」高橋大輔が、
決定機に何度も顔を出し、フィニッシュのシュートを打っているあたりは、
そういった意味で、注目してみると面白い。もうシーズン終わったけど。
すっかり貫禄が出てきた根本も、左サイドを深くえぐってクロスよりも、
中央に視線と意識を向けながらのプレーであった。

とにかく。
去年までと、そんなには代わっていないとは思うんだけど、
ただ、マグノアウベスが、一人で得点できる選手であった点は大きくて。
流れが悪くても、押し込まれても、カウンターで、何とかなっていた
その穴は、誰かが埋めたわけじゃなかったんだけど、
全員で、シャムスカサッカーの浸透度で、埋められたんじゃないのかなぁって。

外国人といえば。
いまや大分に欠かせない存在である、
エジミウソンとトゥーリオのダブルボランチ。によるフォロー。
特に、主にサイドに、縦横無尽に流れる梅崎と、
その梅崎のいた中央スペースを埋める彼らの動きの対比。
センターラインの安定とは、
普通は「CB、ボランチ、FWとセンターラインが安定していて」
なーんて使い方をするんだけど、
こーゆーのもいうのかもなぁって、ダブルボランチの彼らから感じた。

深谷はさらにプレーエリアが広くなったのかなぁなんて印象。
鋭い出足で右サイドを広くカバー。
ただ、バック陣の話ならば、それ以上に、なによりも、
上本の成長があったのかなぁって。
昨年、シャムスカに大抜擢された、
当時ユースの福元が入ったのは、上本のポジションでした。
こうしてシーズンが終わってみると、
「まさかシャムスカはそこまで考えて!?」なーんて、
訳の分からぬことを口走りそうにはなるんですが(笑)、
多少なりとも競争意識があったのだとは思う。
西川も、梅崎も、松橋も伸びただろうけど、
私は、忘れられがちな上本は、忘れちゃいけないと思う。

西川といえば、A代表にも選ばれて、充実していたかと。
シーズン終了ちょっと前に負傷したけど。


別にFWから順番に下がって解説する気も、
選手ごとに評価していく気も無かったんですが(笑)
なんかそんな感じになってしまいました。

ご存知のとおり、中位の勝点差はすごく詰まっているために、
8位だからどーのっていうのはあまり大きな意味はないとゆーか、
いや8位という結果はもちろん素晴らしいんだけど、
それ以上に、昨季から引き続き、
大分としてのベースを構築、確立できた1年だったのかなぁと。
若手の積極起用で、確実に、一歩一歩進歩しているあたり。
シャムスカの力は大きかったんだろうけど、じゃなくて、大分は。
そうして、A代表を二人(西川、梅崎)も輩出するチームにもなったしね。


来期がどーのっていうのは、あえて避けて。
またシーズン前に、別に、やるので。多分。


福岡は土曜日に天皇杯があるので後回し。
広島はもう書いちゃいましたので、明日以降、公開。

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