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(07/13)
究極の選択
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5点差を生んだ小さな差。
J2リーグ 第10節
4月22日 13:03~ 鳥栖 3,760人
鳥栖 0-5 湘南
得点者
14分 原(湘南)
18分 加藤(湘南)
38分 アジエル(湘南)
79分 石原(湘南)
81分 坂本(湘南)
サガン鳥栖 | ||||||
藤田 | アンデル | |||||
レオ | 廣瀬 | |||||
衛藤 |
高橋 |
|||||
高地 | 飯尾 | 柴小屋 | 小井手 | |||
赤星 | ||||||
湘南ベルマーレ | ||||||
原 | 石原 | |||||
加藤 | アジエル | |||||
坂本 |
北島 |
|||||
鈴木 | ジャーン | 斉藤 | 村山 | |||
金 | ||||||
もう10節。はやいなぁ。
前節、5-2で仙台に敗退した鳥栖と、
ここのところ好調を維持している湘南との対戦。
立ち上がりこそ鳥栖が攻め込むものの、
残りの時間帯は主に湘南のペースとなった試合でした。
特に、先制点。
左サイド深くからゴール前へのロングスロー、
静止して待ってしまったDFの前にアジエルが体を入れてバックヘッドで流し、
それに原が合わせて得点したのだけど、
この得点から湘南のペースとなっていく。
立て続けに追加点を上げ、早い時間で3点差が生まれる。
確かに湘南のペースではあったけども、
それが圧倒的だったかといえばそーでもなくて。鳥栖も形はできていた。
トライアングルを全員が高いレベルで意識し、
クサビを出した選手がオーバーラップし、
クサビをダイレクトで落とし、
クサビの落としを受けた選手が、オーバーラップした選手にまたもダイレクトで渡す、
この形が多く見られました。
また、単純な横パスでも、後方からのオーバーラップを
ブラインドやスクリーンにする意識がありました。
ただ、湘南のジャーンと斉藤を中心とした湘南守備陣は非常に安定していて、
形はあったけども、しかし、チャンスは生まれませんでした。
そして、ゲームの流れが大きく湘南のほうに傾くのは
後半の立ち上がりの鳥栖の攻勢を凌いでからでした。
3点差ということで、とにかくプレーエリアやボールエリアを
湘南サイドに持っていこうとする鳥栖だったのだけど、
それは湘南に攻撃させる広大なスペースを与えてしまうリスクを抱える。
結果、その鳥栖の作戦は実らなかった。
裏に抜け出した石原がGKとの1対1に勝利した4点目、
裏に抜け出され深くえぐられ、そこに意識が強くいってしまって、
最も危険なエリアに後方から進入する坂本を捕まえきれずに
坂本に折り返されての5点目。
特にこの4点目5点目という得点の場面は、後半26分に原に代えて財津を投入、
4-5-1にするのだけど、
自陣に引き寄せてスペースを狙う作戦がチーム全体に浸透し、得点したわけで、
相手への対応力をも見せ付けた湘南なのでした。
とゆーわけで。
繰り返しますが、確かに全体的に湘南のペースで、
リスクを犯した結果最後の30分ほどは内容的にも良くなかったけども
それはしょうがなくて、それまでは形もあった。
で、それでも0-5となってしまったこの試合なんだけど。
小さな、ヨセの差、詰めの甘さ、そーゆーのが鳥栖に多く見られました。
得点シーンもそうだけど、
ゲームを通して、簡単にクロスをあげられてしまったりすることが多かったです。
大事な大事な、ゲームの大勢を決した1点目と2点目は、
よせ切れずに簡単にクロスをあげられてしまった形。
湘南は、できていました。
この日脅威となったレオナルドが個人技でゴリゴリと突破を許すことはありましたが、
速いテンポでボールを回す鳥栖に落ち着いて対応、
危険なエリアでは強く当たって前を向かせず、
相手がもたつけば複数人で囲い込み、
クロスがあがればCBが我先にと飛び込んで誰よりも早くボールに触れてはじき返す。
湘南のキーマンであるアジエルが下がって受けるときのマークの受け渡しも曖昧で、
サイドに流れた湘南の選手にゴールを向かせて一対一を許してしまい、
しかもクロスも上げさせてしまうなど、
とにかく、そうした『もう一歩』が、出ていなかった印象が残って、
残念だった鳥栖さんでした。
形ができているから、余計に。