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(07/13)
究極の選択
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6日連続なんですけど。
もうヤケクソ気味ですよ。
自分で勝手に言って勝手に書いてるんでヤケクソもなにも無いわけですが。
しかしおかげさまで10回目。
アルビレックス新潟。
J1リーグ 14位
勝点42 試合数34 勝12 分6 負16 得点46 失点65 得失点差-19
ナビスコカップ 予選リーグ敗退
天皇杯 5回戦敗退
アルビレックス新潟 | ||||||
エジミ | 矢野 | |||||
ファビ | 鈴木慎 | |||||
(鈴木慎) | (松下) | |||||
シルビ |
寺川 |
|||||
梅山 | 中野 | 海本慶 | 三田 | |||
(内田) | (千葉) | |||||
北野 | ||||||
最終順位は14位だけど、終盤まではもっと上位にいた。
勝ち点差がそんなに無いだけに、ラスト3節での3連敗が響きましたかね。
今年の新潟は、一味も二味も違いました。
シーズン前に獲得した、矢野やシルビーニョ、
シーズン途中で獲得した松下や内田といった新戦力は
チームに確実に好影響を与えました。
特に矢野は、この1年ですごく成長した。本当に。
動けるポストプレイヤーとして、
運動量、プレーエリア、キープ力に磨きがかかって、
そして前を向いて仕掛けるプレーも出来るようになった。
でも、今年新潟がよかった最大の要因は、
山形から迎えた鈴木淳新監督であると思う。
04年に山形の監督に就任し、2年間。
J2において最高レベルの4-4-2システムを構築し、
今年、惜しまれながらも、新潟にやってきた。
新潟でも4-4-2フラット系のシステムを採用。
昨年までの新潟は、試合によって様々にシステムを変えてきて、
で、その中には、4-4-2フラット系もあった。
けども、それは、あくまで並べ方であって、
4-4-2フラット系に見られるワイドなアタックを
目的としていなくて。
で、今年の新潟は、そうではなかったんですよね。
4+4ダブルフラットゾーンで守り、サイドから、ワイドに攻める。
それは、J2のチームや今年の清水のような、
4-4-2フラット系に適した(とワタシが思っている)、方向性。
ただ、清水の回では触れませんでしたが、
J2と大きく異なるのは、ゾーンのエリアの高さ。
自陣低めの位置に4+4ゾーンを作り、
前線に出来たスペースを使ってのカウンターを狙うJ2
(J2って単語をなんか多用してますが、
あくまで、そんなチームが多かったと言うお話。
当然ながら、全部が全部、そうでない。
しかも、今年は、近年のその傾向は大きく薄れた。
だから、分かりやすいかと思ってJ2とか言っちゃってるけど、
ホントは違う。そのあたりは、また、機会があったら。)
のそれとは違い、
位置取りを、低いんだけど、引きすぎない。
そんなミドルエリアにゾーンを敷く。
そして、ポゼッション志向をある程度高く持って。
大宮や福岡もシーズン通して4-4-2フラット系でしたが、
正直、あまりうまくいっていなかった。
やはり、このシステムでは清水がもっとも高い組織力をもっている。
次いで、新潟。
差はほとんど無くて、
特に守備面での安定度は、互角。
問題は、攻撃時に、どれだけリスクを冒し、リスクを管理できるかと言うこと。
清水は、枝村と市川が積極的に飛び出していける、
リスク管理が出来ていたと思います。
シルビーニョと寺川のダブルボランチはシーズン通して活躍して、
彼らあってこその、強固なゾーン。
ただ、攻めるときに、もう一枚、足りないときがあったかなぁと。
というか、個人で打開していた感じでした。
積極的に飛び出して行け、と言うわけではない。
それは、やり方の違い。
でも、攻撃時の物足りなさがあったのも事実。
それは、清水との差だったと思うんです。
来シーズン、そのあたり、どうなるかが興味深い。
いずれにせよ。
J1昇格してここ2年は、外国人頼みなサッカーと言われてしまっていて、
事実、カウンターで外国人に頼っていた部分があったように感じていたけど、
(それが悪いサッカーとはワタシは全く思っていませんが)
今年は、そうではなかったわけです。
清水とやたら比べましたが、それだけサッカーとしては似ていると言うこと。
左利きの鈴木慎吾と兵働を、ともに右サイドで使うあたりで、なんだか余計に。
J1で、4-4-2フラット系で、可能性を感じるのは、
清水と、新潟。少なくとも、今年は、そうでした。
で、新潟と言えば。
とりあえず北野についてはこちら見てもらうけど、
あと、矢野も冒頭に書いたのでそちらをどうぞ。
他にも楽しみな選手がたくさんいるんですよね。
中野も田中も、他にも、なんだか、面白い。
元年代別代表なんかも揃ってきていて。
監督交代による変革と、若返りに、成功したシーズンでした。